|
研究内容 |
近年の冷却原子の分野の発展は目覚しく、特に1995年のE.Cornell, C.Wieman, W.Ketterleの3氏(2001年ノーベル物理学賞)らによるボース・アインシュタイン凝縮体
(BEC:Bose-Einstein condensate)生成の成功以降、希薄気体による凝縮系の物理に関する実験は多岐に渡って精力的に研究されてきた。さらに最近では、
相互作用の制御や光格子ポテンシャルの導入、基板上での干渉実験など、BECを用いた実験も複雑化の一途を辿っている。ただ、今までの実験は全て
104から107個の原子からなるBECを数秒から数十秒ごと生成を繰り返し測定を行う手法を取るため、この生成レートが実現可能な実験の種類へ制限を与えて
いたといえる。そこで、本研究室では連続的なBEC生成法の開発を行っていきたいと考えている。
また、BECを回転させると量子化された循環を持つ渦、”量子渦”と呼ばれるものが生じる。この循環の量子化というものに着目して、量子渦や
2成分BECの回転位相整合性のブロッキングとダイナミクスなどの研究も行っていきたいと考えている。
|
|
卒業論文・修士論文の研究内容 |
Copyright © Kishimoto Lab.,The Univ .of Electro-Communications
All Rights Reserved. |
|